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GooglePlayとAppStoreのUI/UXを比較

GooglePlayとAppStoreのUI/UXを比較


こんにちは!最近ブログの主旨がブレてきているMizutani(@sirycity)です。一応JavaScriptのブログだけど、IT総合みたいになってる。

今回はスマホ2大アプリストア?であるGooglePlayAppStoreのUI/UXの比較です。色々な機能がどこにあるかとかを見ていきます。僕はずっとAndroidなんですが最初にiPhoneを触った時にアプリ関係の何がどこにあるかで混乱したので、同じような境遇の人の助けになれば幸いです。(そういった経緯もあり若干Android寄りの内容になりますがご容赦下さい。)ではどうぞ。

アプリを検索

Android

トップページの上部に検索窓があります。超分かりやすい。

iOS

トップページの右下の「検索」を押すと検索窓のあるページに飛びます。まあ分かりやすい。

スマホにインストールしてあるアプリを全て表示

Android

トップ→自分のアイコン→マイアプリ&ゲーム→インストール済み で表示。

ちょっと長いけど文言が適切なのでまあ分かりやすいです。インストール済みって表現が非常に理解しやすい。

iOS

単独では表示できません。 ...まじです。単独では無理。

トップ→自分のアイコン→購入済み で「すべて」の項目にあるアプリ一覧のうち、「開く」と表示されているアプリが現在のスマホにインストールしてあるアプリです。

分かりやすいかどうかはともかく、最大の問題は購入済みという表現です。購入済みってのは要するにインストールしたことがあるってことなんですが、なんと無料アプリも「購入済み」の項目に表示されます。これは日本語の解釈としてはかなり直感に反します。ぶっちゃけ初期に誤訳しちゃったのをそのまま使い続けているとかじゃないでしょうか。ユーザーとしても 「知らない間になんか買っちゃったかも」 と勘違いさせる原因になるため、ちょっとBadUIな気がします。

参考: 無料アプリなのに「購入済み」? iPhone初心者が陥ったワナ(3/3 ページ) - ITmedia Mobile

アップデートが必要なアプリを全て表示

Android

トップ→自分のアイコン→マイアプリ&ゲーム→アップデート で表示。

やはりちょっと長いですが文言は適切です。アップデートの項目にアップデートが必要なアプリが出る。分かりやすいね。

iOS

トップ→自分のアイコン→購入済み で「すべて」の項目にあるアプリ一覧のうち、「アップデート」と表示されているアプリがアップデートが必要なアプリです。

なのですが、アップデートが必要かどうかは同画面でアプリをタップしてみなければ分かりません。タップするまではたとえアップデートが必要であっても「開く」が表示されます。ちょっと不便...と思わせておいて、これは予想ですがAppleの哲学としてはユーザーにアップデートを意識させないようなUXを目指しているんでしょう。多分。

個人的にはアップデートは手動派です。バージョンアップに起因する不具合とか分かりやすいし。

前にインストールしたけど今はインストールしてないアプリを全て表示

Android

トップ→自分のアイコン→マイアプリ&ゲーム→ライブラリ で表示。

「ライブラリ」という語句から「前にインストールしたけど今はインストールしてないアプリの一覧」であることをどうやって読み取るのでしょうか。これはAndroidもたいがいですね。

もっとも、ページを開けば上部にこのデバイスに未インストールというすごく直球なメッセージがあってすぐ分かるんですが、にしても「ライブラリ」はさっぱりです。「以前にインストール」とかでいいんじゃないでしょうか。

iOS

トップ→自分のアイコン→購入済み→このiPhone上にない で表示。

これはわりと分かりやすい。「このiPhone上に(前はあったけど今は)ない」みたいに類推できるかと思います。

ちなみになんですが、「このiPhone上にない」のページに行く時は「すべて」を経由しなければいけないので、その時点でもう対象のアプリは表示されます。ちょっとUIが冗長に感じますね。フォルダの中にある目的の書類を検索しようとしたらすでに先頭に表示されていたみたいな気分になります。結果的に見つけれるから別に良いんだけどね。

戻る

Android

戻るボタンは左矢印、位置は左上です。

GooglePlayに限らずこのUIはよくあります。挙動としては伝わりやすいですが左上は指が届きにくいです。特にスマホが大型化した昨今では。左上が届きにくい問題はもうだいぶ前からあるので、ジェスチャーだったり片手モードだったりスマホリングだったりと色々な解決策があります。この手のUIのアプリを頻繁に使うならそういったものを利用しても良いかもしれません。

iOS

戻るボタンは「完了」の文言、位置は右上です。もしくはスワイプ。

こちらもたまーに見るUIです。右上なのでマジョリティの右利きは押しやすいですね。一方で、「完了」ってのはどうなんでしょう。何もせず画面を閉じたりするケースもかなりあると思うんですが、そこで完了と出ると 「なんかやっちゃったかも」 とユーザーに勘違いさせてしまうと思います。特に上述の「購入済み」と合わさるとなにかの購入を完了している(=押すと料金が発生する) みたいです。たぶん直訳なんでしょうが、文字にするなら「閉じる」で良いんじゃないかなー...

スワイプは分かりやすいです。言うことなし。(ただスワイプの動作を知らない人も多く、スワイプは高齢者には難しいことが知られているのでそういう意味での課題はあるかもしれないです)

参考: ついに国連で講演へ!82歳プログラマーが語る「100年時代の思考法」——「人生は風見鶏でいい」 | Business Insider Japan

ログアウト

Android

そんなものはない。

できません。GooglePlayからはできません。もっともログアウトする事はそんなにないはずですが、機能として無いのはどうなんでしょう。余談ですが、Googleアカウントは1人ずつログアウトができません。全員一気にログアウトしかできない。

iOS

トップ→自分のアイコン→アカウント→サインアウト。

分かりやすい位置にあります。ただ、わりと目立つ大きさに加え押した瞬間にログアウトです。確認とかない。ちょっと上には購入済みのボタンもあるので誤爆しやすいです。ログアウトしますか?くらい聞いてほしい気もしますが、これに文句を言うのは無粋でしょう。

さいごに

Googleは記号、Appleは文字みたいなUIの癖や、両者のUI/UXデザインの哲学が垣間見えて楽しかったです。だが購入済みは許さん 以上。



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