PC2台並べて使ってるエンジニアのイヤホンはA2DPマルチポイント対応を選ぼう
こんにちは!windowsとmacを常に持ち歩くMizutani(@sirycity)です。どっちも使うことあるもん…!
今回はこんな感じでwinとmacを並べて使ってるエンジニアがイヤホンを選ぶ時に注意することについてです。
結論
※追記: 2022年になってマルチポイント対応のイヤホンはたくさん出てきました。もうそれほど珍しくないです。分かりやすい記事が出てます↓
A2DP マルチポイント 対応のイヤホンを選びましょう。安いやつだとJabra Elite 75tとかです。
はじめに
僕は普段winとmacを並べて使ってます。イヤホンの知識はほぼ0です。どっちのPCでも音を聴きたいんですが、普通のイヤホンだと切り替えるのが面倒なのでどっちにも接続しっぱなし機能みたいなのない?と思って買い替えを決意しました。
というわけで手探りのままbluetoothイヤホン探しを始めました。
マルチペアリングとは
調べた結果まずはマルチペアリングという用語が出てきました。これは簡単に言うと1回接続した機器を覚えといて2回目以降簡単に設定できるって機能です。めっちゃいいですね。僕はマルチペアリング対応のイヤホンを買おうとしました。
…甘かったです。マルチペアリングは状態を覚えとく機能であり同時接続する機能ではないんです。例として、マルチペアリング対応のイヤホンはwinとmacの情報を同時に保持できますが同時に接続はできません。接続の切り替えは簡単になるけどね。危ない危ない。買う前に調べておいてよかった。
次にマルチポイントとは
もう少し調べるとマルチポイントという用語が出てきました。これはそう、まさに2つの機器を同時に接続できる機能です。めっちゃいいですね。僕はマルチポイント対応のイヤホンを買おうとしました。
…甘かったです。大半のマルチポイントは音楽と通話を違う機器で同時に行えます。…が、音楽と音楽は同時に行えません。
マルチポイントの罠
もう1回言いますよ。大半のマルチポイントはPC2台に繋げて両方から音楽を聞くことはできません。
マルチポイント対応のイヤホンをよく見てください。スマホとPCを繋げて音楽を聞いてても通話にスムーズに移れるみたいに書いてありませんか?そう、マルチポイント対応イヤホンはマルチといってもPC1台とスマホ1台を想定しています。もっと言うと音楽と通話を想定しています。PC2台、音楽と音楽は基本的に想定していません。
なぜなのか
理由はいくつかありますが、PC2台使う人なんてあんまいないってのと、技術的な問題の2点が大きいかと思います。
bluetoohで音楽を聴くプロトコルと通話をするプロトコルは別で、それぞれA2DPとHEPって言う…らしいです。ごめん調べた内容そのまま書いてるけど。
んで、このA2DPとHEPは複数接続に対応していないそうです。
もうお分かりでしょう。マルチポイントはこのA2DPとHEPを1台ずつに割り振ってるんです。だから音楽と音楽みたいなのは技術的にできないんです。基本的には。
A2DPマルチポイントとは
ということはPC2台で音楽を聴くにはA2DPを2台に接続すれば良いってことになりますね。でもA2DPは複数接続できないんです。じゃあ無理じゃね?と思いますが…
A2DPマルチポイントで検索すると…出てくるんです、対応してるやつが。そう、こいつらはなんか知らないけど超技術でA2DPを複数接続してるらしいです。
ただ問題は、対応してるのがヘッドホンばっかでイヤホンはあんまりない点です。
A2DPマルチポイント対応のイヤホンは
探すの大変でした。ググってもあんまり引っかからないし。とりあえず分かったことを書いときます。
※追記: 2022年になってマルチポイント対応のイヤホンはたくさん出てきました。もうそれほど珍しくないです。
Jabraのイヤホンはわりと対応してるようです。僕は最終的にElite 75tを買いました。ちゃんと期待した動作になったので満足。
最近発売したハイエンドのイヤホンは対応してるやつもあるみたいです。NUARL N10 Plusとか。未検証ですが、YouTubeにA2DPマルチポイントいけるって趣旨の動画あったので大丈夫なはず。↓
追記:他にもEAH-AZ60も対応してるみたい。同じ方の動画↓
追記2:NUARL N6 Pro 2もアップデートで対応したみたい。
実際に使ってみて
常に両方のPCにつながってる安心感すごい。ちょっと遅延するけどしょうがないよね。
最後に
マルチポイントの大半がPCとスマホじゃないとダメってちょっと初見殺し感ありますよね…?でも勉強になったしいいや。以上。