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メールフォームは誰から誰に送られ誰に返信されるのか

メールフォームは誰から誰に送られ誰に返信されるのか


こんにちは!メールフォームが若干怖いMizutani(@sirycity)です。なんか色々気使うよね。知らない人から突然来る可能性あるし。

今日はそんなメールフォームの概念?仕様?についてです。

はじめに

メールを送る時に...

メールってありますよね。GmailとかOutlookとかiCloudのメールとか。

たとえば大学にメール送るとしたらどんな操作をしますか?まずGmailとかにログインして、その後に送信元(from)とか送信先(to)とか設定しますよね。こんな感じに。

from: じぶん@gmail.com
to: だいがく@gmail.com

まあ当たり前ですよね。

メールフォームを使う時に...

次にメールフォームのパターンです。メールフォームってありますよね。webサイトのお問い合わせ欄とかによくあるやつ。

メールフォームで同じように大学にメールを送るとしたらどうします?...まあ普通にメールフォームに名前とメールアドレス打って、本文書いて送るだけですね。簡単。ところで、この時のfromとtoはどうなるんでしょう?

from: じぶん@gmail.com
to: だいがく@gmail.com

こんな感じでしょうか?...実は違います。僕もこうなると思ってたんだけどね。僕と同じようなこと思ってた人はぜひ続きをご覧あれ。

メールフォームの送信元は?

よくある勘違い

お問い合わせのメールフォームにメールアドレスってよく入力しますよね。んで、普通は自分のメールアドレスを入力します。メールアドレス: じぶん@gmail.comみたいにね。

だから直感的に考えてみれば じぶん@gmail.comがfrom(送信元)になっていると思います...でも、これは実は間違い。

普段メールを送信するときログインするじゃん?

よく考えてみると分かりますが、普段from: じぶん@gmail.comでメールを送信するときはじぶんのGoogleアカウントにパスワード打ってログインしますよね。そりゃそうです。パスワードを打たずにメールが送信できたら大変です。いたずらし放題です。

一方、メールフォームを使うときってわざわざGoogleアカウントにログインしますか?パスワードとか打ちます?別にしないですよね。

なのでメールフォームに打ったメールアドレスが送信元になっているわけではないんです。というか送信元にできないんです。だってログインしてないから。

ちなみにメールフォームのメールアドレスには他人のメールアドレスを勝手に入れることもできます。だってログインしてるわけじゃないから。もちろん悪用厳禁ですよ。

では誰が送信元になるのか

じぶん@gmail.comが送信元にならないのは分かりましたが、では何が送信元になるのか。

結論から言うとメールフォームを見ただけでは分かりません。でも分からなくても特に困りません。メールは普通に届きます。これを設定してるのは大学側だからね。なのでメールフォームから送るメールはこんな感じ。

from: ???
to: だいがく@gmail.com
※入力欄に じぶん@gmail.com が入力されている

じゃあ入力したメールアドレスの意味は?

返信用です。↓で説明します。

届いたメールに返信する時は?

通常のメール

メールは受け取ったら返信しますよね。当たり前だけど。

今回の例だと普通のメール送信ならこんな感じになるってのは↑にも書きました。

from: じぶん@gmail.com
to: だいがく@gmail.com

これに返信したらこうなります。

from: だいがく@gmail.com
to: じぶん@gmail.com

fromとtoが入れ替わるだけ!通常のメールの挙動ですね。これで大学サイドは無事に学生に返信できました。

メールフォームで送ったメール

一方、メールフォームで送ったメールは...

from: ???
to: だいがく@gmail.com
※入力欄に じぶん@gmail.com が入力されている

こんな感じになってますね。これに返信すると...

from: だいがく@gmail.com
to: ???

あれ?返信できなくなっちゃいました。それもそのはず、fromが分からないって話は↑にも書きましたからね。

とはいえ、入力欄に学生のメールアドレスは入っているわけですから手作業でtoを書き換えれば良いわけです。でも毎回それをするのは面倒だよね。

reply-toについて

メールにはfromとtoがあります。今更だけど。fromが送信元、toが送信先です。でもそれとは別にreply-to ってやつがあります。

reply-toは返信する時の共同に影響します。受け取ったメールを返信する時、普通はfromがtoに、toがfromになります。ところが受け取ったメールにreply-toがあると、返信する時にreply-toがtoに、toがfromになります

メールフォームにreply-toを設定

このreply-toをメールフォーム経由のメールに使ってみましょう。こんな感じに設定します。

from: ???
to: だいがく@gmail.com
reply-to: じぶん@gmail.com

するとどうでしょう。このメールが届いた大学側が返信しようとすると...

from: だいがく@gmail.com
to: じぶん@gmail.com

返信できた!!!

さいごに

僕自身がメールフォームのことよく分かっていなかったので、中身こうなってるよって記事でした。もちろん他の構成になっていることもあると思うけどね。この記事が役立ってくれると嬉しいです。間違ってるとこあったらごめんね!以上!



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