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メモ帳アプリをGoogle KeepからBundled Notesに移行した話

メモ帳アプリをGoogle KeepからBundled Notesに移行した話


こんにちは!学生時代にノートをとった記憶がほぼ0、Mizutani(@sirycity)です。なんか先生と喋ってた記憶の方が多い。

今回は社会人になってからメモを取りまくってきた僕が、ついにメモ帳アプリを変えたという実にどうでもいい話です。

はじめに

24歳くらいから記憶の衰えを実感、それまで完全暗記派だった僕はメモ帳アプリを使い始めました。

Keepとの出会い

最初はメモ帳アプリのことなんてぜんっぜん分からなかったので、とりあえずスマホに入っていたGoogle Keepを使い始めました。それからというものの、たまに色々浮気しながらも基本的にはKeep一択のままずっと利用を続けてました。

Keepの個人的にいまいちだった所

ところがどっこい、人間は贅沢なものでずっと同じアプリを使い続けていると次第に不満を感じ始めるものです。

フォルダ分けができない

もうほぼこの理由一択なんですがKeepはメモをフォルダ分けできないです。抱えている案件や関わる人が多くなってくるにつれて「どの人たちに関するメモか」みたいなのをパッと見たくなるケースがすごく増えてきました。そんな時にフォルダ分け機能がすごく欲しい。

タグ機能がにがて

Keep詳しい人はご存知と思いますが、Keepにはラベルがあるので(タグみたいなやつ)これを用いてメモを分類することはできます。ただし、これすごく好みが分かれると思うんですけど個人的にタグ付けによる分別があんまり得意じゃないです。

ちょっと専門的?な話をするとフォルダとタグを用いた分類はそれぞれツリー構造セミラティス構造って呼ばれるんですが、後者の方が複雑な区分ができる一方で直感的に理解しにくいです。僕の運用の場合は団体名やプロジェクト名で分類することが多くツリー構造が適しているのと(同じ人と全然別の2団体で合うことそんなないし)、単純におバカで頭が追いつかないのがあって前者が理解しやすいという悲しい事情があります。

一覧性が悪い

さらに言うと、一覧性の観点から一画面でフォルダ一覧を俯瞰したいです。これができると頭の弱い人は構造がすぐに理解できます。PCの場合はわりと工夫次第で何とでもなりますが、物理的なスペースの狭いスマホではウィジェットとかショートカットボタンが欲しいところです。

移行先アプリを探す度に出る

というわけで、Keepに別れを告げ理想のメモ帳アプリを探す旅に出たのが先月です。まずは自分が欲しい機能一覧を考えてみました。

メモができる

メモ帳アプリなのでメモができる機能が欲しいです(小泉進次郎)後述しますがメモ帳なのに文字が書けないアプリが稀にありました。

シンプル

メモ自体は文字だけでいいです。

マルチプラットフォーム

Webと、AndroidかiOSのどっちかは絶対欲しいです。欲を言えばWinとMacも欲しいしAndroidとiOS両方も欲しい。ちなみにKeepはWeb,Android,iOSです。

クラウドファースト

同期してないと怖いです。LINEのデータが全消去になった19歳の思い出を未だに引きずっています。

フォルダ機能

前述の通りです。

スマホのウィジェットもしくはショートカット

前述の一覧性を満たすためです。

安い

できれば無料。

実際に選定する時に引っかかったポイント

メモができない

いや当たり前だろうと思いつつ海外産のアプリでよくあるのが日本語入力だと1文字目が消える仕様です。たすけて。Any.doとかZoho Notebookとかがこの罠を仕掛けていました。Zohoなんか他の条件全部満たしてたのに...

やたら多機能

あとは色々機能がありすぎるやつも多かったです。Notionとか。この辺はメモ帳アプリって感じではないですよね。あと使わない共有機能を推してくるアプリが多かった(ぼっちのメンタル崩壊)

マルチプラットフォームじゃない

手書き系メモ帳アプリはWebが無いのが多く、ちょっと選ぶのが大変でした。あとApple系だけのも多かった。BEARとか。他にもオープンソース系はWebが無いので(当たり前)断念。セルフホスティングまでする気力はありませんでした。

ローカルファースト

これはもう設計思想の違いなので仕方ないですが、ObsidianとかNotoとかは全体的にすごく良かったので...

フォルダ機能がやっぱり無い

タグが無いアプリは殆ど無かったけど、フォルダ機能が無いのはそこそこあった。Simplenoteとか、あとはフォルダさえあれば!って感じだった。

スマホのウィジェットもやショートカットが無い

これはね、もう有る方が少ないくらいでした。この条件で外れたのが圧倒的に多かった。でもこれがあると、特にフォルダ一覧のウィジェットがあるとほんとに見やすくなるから...ほしいの...

小規模アプリならともかく、わりと規模の大きいはずのDropbox PaperとかイケイケのClickUpとかにも一覧ウィジェットは無かったです。ウィジェットあんまり使わないんかな。みんな。

お値段が

天下のEvernote様が月700円くらいです。これでもちょっと厳しい(貧困層)

最終的に残ったアプリ

これらの条件をクリアし、最終ステージに4人が進みました(SASUKE)

Onenote

天下のMicrosoft様です。正直言って上記の条件は全て満たしています。恐ろしい子。

じゃあ欠点は何かって話なんですが特にPC版のUIが貧弱。これに尽きます。あと多機能すぎる。ちなみにウィジェットが無い代わりにショートカットのバリエーションがすごいです。これはこれであり。

Evernote

こちらもメモ帳アプリの雄です。こっちも正直条件は全部満たしている。

欠点は同じくUI。しょうがないね。相当前からあるアプリだしね。あと商売魂がすごい。まじであらゆる方法で課金を迫ってくる。

Nimbus Note

こちらは大穴。なんと全ての仕様を満たしている上にUIも現代風という夢のようなアプリです。

欠点は金額。月800円。...そんな高くないって?そうだね(涙を拭いながら)あとサ終しそう(ベンチャー企業禁句)

選ばれたのはBundled Notesでした

結果として、見事選ばれたのはBundled Notesでした。おめでとうございます。

長所

文字が書け、フォルダ(に相当する機能)があり、フォルダ一覧のウィジェットがある。これが全てです。単純ですが、最強です。

短所?

Android版とWeb版しかなく、しかも後者は有料です。そして年間約1,700円です。まあ、この価格なら...(瞼を痙攣させながら)

あとサ終しそう(ベンチャー企業禁句)

そして日本での知名度はほぼ0です。ただしその割には日本語対応が完璧です。

その他

かなり少人数で開発しているみたいです。凄まじいですね。エンジニア的な話をするとWeb版は中身がSvelteだったりしてなかなかのレベルだと思われます(超上から目線)iOS版も今年中には出るみたい。

あと課金に関してですが、お試し期間が4日(年払いだと6日)あるのでWeb版を試したい人はいいんじゃないかと思います。と言ってもUIはほぼ変わらないです。ちなみに支払いはGooglePlay経由じゃないといかんみたいですが、サブスクリプションの管理がしやすくなるので良いんじゃないですかね。開発者側はGoogle税払わんといかんけど。

さいごに

しかしまあ、とんでもない掘り出し物アプリを見つけてしまいました。このアプリを日本で広めたいです(信者)もう1年分は払ったので(信者)しばらく使ってみようと思います!以上。



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