2024年現在のWear OSのスマートウォッチの過酷な位置付け
こんにちは!全スマートウォッチの充電規格をQiにしてほしいMizutani(@sirycity)です。なんでこんな規格多いの!?
今日はそんなスマートウォッチのOSであるWear OSの話です。
結論
2024年現在、Wear OSは過酷すぎます。せめて廉価版を安定して出すメーカーがほしい。
Wear OSについて
雑に説明するとスマートウォッチ版Androidです。Googleが作ってます。昔は違う名前でした。
スマートウォッチ界隈のプラットフォーム
ただしAndroidと違うのはシェアを取れてないこと。というか2強のスマホと違ってスマートウォッチのOSは群雄割拠です。みんな好き勝手です。まあ良く言えば2社以上が採用してるOSはWear OSだけです。
Google様はシェアを獲りたい
Androidでは8割取れたのに…Google様は焦ったんでしょう。自分でスマートウォッチを作りはじめ、Samsungに譲歩?する形でTizenと別れさせWear OSのプラットフォーマーとして引き込み、Mobvoiにじゃぶじゃぶ投資をしFitbitを買収し、もうなんでもありです。ただしそれでもシェアはさみしい。
Wear OSのメーカーたち
主人公。Pixel Watchシリーズを出してます。歴史は浅い。
Samsung
主人公のライバルポジ。Galaxy Watchをずっと出してました。こいつは2021年にWear OSになりました。ただしGalaxy WatchのWear OSはちょっと特殊で、正式にはWear OS Powered by Samsungです。
Mobvoi
立ち位置がよく分からん中国企業。TicWatchをずっと出してます。こいつは(Wear OSのわりには)電池持ちが良い優れもの。あくまでも当社比較だけどね。2024年現在、プラットフォーマー以外ではまともにWear OS搭載のスマホを作ってる唯一?のメーカーです。
主要撤退組
特筆すべきはFossilファミリー。わりと現環境のWear OSを作り出した戦犯です。Wear OS採用のスマートウォッチの中ではわりと廉価版ポジションでしたが2024年撤退しました。もう売ってません。ちなみにファミリーって言ったのは同じグループでSkagenとかMICHAEL KORSとかDIESELとかでもスマートウォッチ出してたから。勿論こいつらも総撤退。
他にはASUSやOPPOがWear OS中止するついでにスマートウォッチからもほぼ撤退しました。
高級界隈
界隈って言ってもMONTBLANCとタグ・ホイヤー、ウブロの3つです。とはいえモンブランはそこそこ気合が入っているのか、Wear OSのスナドラの新SoCを最初に採用したりとか、まだこの中では良心的な値段だったりとか、やる気の片鱗が見えます。後者2つはネタでしょう。
ちなみに高級じゃないけどカシオの上位モデルでもWear OS採用のものがあります。
OS非採用組
Suuntoのことです。Wear OSは中止したものの時前のOSでスマートウォッチ自体の販売は続けています。ってかなんで一時期Wear OS使ってたんでしょうね。謎です。
OS並走組
Xiaomiのことです。Wear OSのスマートウォッチと自社OSのやつと両方とも並行して販売しています。
おすすめは?
ろくなやつがないなまあ普通にGoogleかSamsungでいいでしょう。Mobvoiも無難におすすめできます。そして意外とXiaomiがいい。日本だと入手しにくいけど
さいごに
結局Wear OSの何が問題って廉価版がない。ほんとこれに尽きる。普及価格帯皆無。Fossilファミリーが滅んだせいで他OSのメーカーが出してる1.5万円付近が何一つありません。あと電池持ち。以上。