Windowsの理想のGmail用クライアントを探していたらChatworkに辿り着いた
こんにちは!Gmailを7アカウントくらい併用しているMizutani(@sirycity)です。アカウント作りすぎ?
今日はwindowsのGmail用クライアントを探し求めた話と、結果的に理想のクライアントがなぜかChatworkになった話です。
はじめに
僕はメールクライアントとしてSparkを使ってるんですが、SparkはWindowsでは使えません。Windows版は開発中だそうですもう3年くらい開発中って言ってるけど
というわけで、WindowsでGmailを快適に使えるメールクライアントを探してみました。
メールクライアントに求める条件
といってもWindowsのGmail用クライアントなんてめっちゃあるので、自分的にこの機能が欲しいってのを3点挙げてみました。
無料
まあそりゃ無料がいいよね。
マルチアカウント対応
Gmailのアカウントいっぱい持ってるのでマルチアカウント対応がいいです。
立ち上げてなくてもちゃんと通知が来る
アプリを立ち上げっぱなしにしてなくてもちゃんと通知が来てほしいです!
検討したアプリたち
Gmail(ショートカット)
手始めに思いました、Gmailのショートカット作れば良いんじゃね? って。ある意味一番シンプルな運用です。
…しかしながら、ブラウザを閉じている状態で通知が来ないので却下。
Shortwave
次にこいつを試しました。おしゃれGmailクライアントです。表示がめっちゃきれい。
…ところがこいつもブラウザを閉じている状態で通知が来ないので不採用。
このあたりで僕は気づきました。Webのメールクライアントはブラウザ閉じてたら通知来るわけないじゃん。よく考えれば当たり前ですね。でも僕はアプリをかなり頻繁に閉じるスタイルなので、アプリが閉じてる状態でも通知が来る機能は欲しいんです…というわけでブラウザ経由のクライアントは一旦諦めることにしました。
Windows標準のメール
次にWindowsに最初から入ってるメールアプリを試してみました。
…普通に使えるっちゃ使えるんですが、こいつもアプリを閉じてると通知が来ません。というかそもそも通知の挙動が不安定で普通に2時間くらい遅れたりします。それでも我慢して2週間くらいこいつを使ってたんですが、ある日事件が起きます。
このアプリ、送信に失敗しても通知が来ません。まあ嫌な予感はしていました。挙動が危なっかしかったし。しかし僕はこんな時に限ってそこそこ重要なメールを送信失敗したあげく、失敗したことに丸々2日気づかない大事件を起こしてしまいました。神は残酷です。言うまでもなく、この日を境に僕はこのメールアプリを使用を止めました。
Thunderbird
Windowsメールクライアントの雄、Thunderbirdを使ってみました。
…なんとこいつもアプリを閉じた状態で通知が来ません。と思いきや、なんとプラグインを追加することでアプリを閉じていても通知が来る!さすが痒い所に手が届くThunderbird!そう歓喜したもの束の間、プラグインのサポートが切れていました。
メールの神よ、なぜ私にこれほどの試練を与えるのでしょうか。私はアプリを閉じている時にも通知して欲しいだけなのです。
Outlook
Microsoft産、Outlookです。ついにこいつに頼る時が来た。
こいつはアプリを閉じていてもタスクトレイ(タスクバーの右端のところ)にアイコンが残ってくれます。便利!
と思ってたんです。いざ使い始めるとなんか通知どころか送受信がめっちゃ遅いし、そもそもタスクトレイの挙動が不安定すぎます。なんか3回に1回くらいアイコンがトレイに残らない。
余談
この辺りで僕は幾つかのことにうすうす気づいてきます。
まずはメールの通知はピーキーすぎるということ。ちゃんと設定していても通知が来るかどうかは未知数です。まじで。windows純正のメールアプリにmicrosoftアカウントとかChromeとGmailとかの組み合わせなら大丈夫ですが、windowsとGmailが融合したが最後何が起こるかなど誰にも分かりません。
そしてアプリを閉じていても通知される機能があんまりないということ。なんか自分的にはすごく欲しい機能なんですが、世間一般的なニーズとしては少ないみたいです。ぐぐってもあんまり情報が出てきません。例えば「Thunderbirdはアプリを開きっぱなしにしておかないと通知が来ない」という事実を知ることにすらかなりの時間を要しました。
最後にタスクトレイの存在です。windowsでは本当の意味で「アプリを閉じながら通知を受け取る」ことは不可能で、これに準じた状況を再現するとしても「アプリは閉じてるけどタスクトレイでは開きっぱなし」みたいな状態で妥協する必要性がありそうです。MacとかAndroidとかiOSみたいに「視覚的にアプリが完全に閉じてる状態で通知を受け取る」ことは不可能ということです。…まあタスクトレイは見えなくできるけどね。
Biscuit
ついにチャット統合アプリに手を出します。いろいろ試してみましたが、特に検証を重ねて使ってみたのがBiscuitです。
結論から言うとこいつもアプリを閉じてると通知が来ません。はい。タスクトレイに閉まっておけば通知は来るかもしれませんが、そもそもその機能がありませんでした。
あとこういう系のアプリで有名なStationに至ってはGmailが認証エラーで追加できませんでした。なんで…!?既知のエラーっぽいけど。
ついに辿り着いたChatwork
数々の検証と失敗を経て心が折れそうになっていた僕はふと気付きます。そういえばSlackとかChatworkとかはタスクトレイにいても普通に通知来るよね…?じゃあメールもこんな感じにすればよくね?
そして思い出しました。たしかChatworkには他アプリを管理できる機能があったと…
Chatworkのアプリ管理機能
ありました。Chatworkにはなんか他のアプリを統合できる機能があるんです。twitterとかmessengerとか。そしてありました。Gmail。ついでにOutlookもありました。
設定は簡単です。Googleアカウントを追加するだけ。マルチアカウントも当然のように対応しています。
アプリを閉じても通知が来る!!!
Chatworkはアプリを閉じてもタスクトレイに残ります。そしてこの状態でメールを受信すると…
きた!!!通知きた!完璧です。複数アカウント設定しても全部通知きます。ついでにアプリもChatwork1つで完結して効率的ですね。
欠点
通知ドットが出ません。つまり未読件数がアプリを開かないと分かりません。まあしょうがない。だってChatworkだもん。Gmailじゃないもん。まあChatworkの未読件数も出ないけどな
さいごに
というわけで、自分的にwindowsの最強のgmailクライアントはChatworkというなんともよく分からん結果になりました。
とはいえ今の所すごく便利に使えているので、何か大きな問題が起きたりSparkのwindows版がリリースされるまではこいつを使おうと思います。以上。